沖縄のラーメン屋さん探訪記2010

入口から、５０～７０ｃｍ程掘り上げられた処に床があり穴倉に入った感覚になるお店である。表を歩く人の顔は見えずに足元が良く見える（笑）。お客は私だけだ。カウンター席は10席ほどあるのだろうか、「いらっしゃい」の声を聞きながら、その中央に座った。営業しているのは60歳は超えていると思う初老に差し掛かった女性である。見覚えがあるような無いような・・・流石に覚えていない。デジャブ的感覚に襲われるｗなんかこんな感じの情景が以前あったと思うのだが、その時の様子も何を食べたのかも全然覚えていない。ただここに4~5年前に来たことがある事実だけが記憶に残っている。何を食べようか迷いに迷った。何故ならここメニューが多過ぎるｗ迷った末・・・無難な「たぬきそば」450円を注文した。注文を、なかなか決められなかったのは値段の高さもあった。普通の立ち食いそばから比べると100円ぐらい全体的高いと思う。でも仕方ないのかなぁ～「そばとうどん」で沖縄で営業してもお客はマニアックな私のような人間しか来ないと思う。営業を続けるためにはこのくらいの値段設定をしないととっくに潰れているかもしれないｗ「たぬきそば」は1~2分で出来上がって目の前に置かれた。流石「立ち食いそば」系ｗ


値段に負けて無いボリュームがある「たぬきそば」である。上に載ってる天かすも大量で、しかも市販の「揚げ玉」では無いようだ。お店で天婦羅を揚げて出来た天かすをつかっている感じである。七味唐辛子を振りかけ麺を食べて見た・・・良い感じである。チープな「立ち食いそば」を彷彿させてくれる。これは沖縄の人には理解できない感覚だと思う。沖縄には「そば TO すば」のような本格的な日本蕎麦を出してくれる美味しいお店は何店かあるのだが、「立ち食いそば」系は皆無なのだ。無性に食べたくなる味である。沖縄出身の人が東京で「沖縄そば」を食べたくなるのと同じだと思う。麺は冷凍麺でも十割そばでもない。「立ち食いそば」定番の普通の麺だ。汁は濃い目で醤油の味が強くしょっぱい感じ。でも箸が止まらない。麺を天かす共に啜りあっという間に天かすの浮かぶ汁のみとなった。

天かすが浮かぶ汁をドンブリを持ち上げ直接口をつけて箸を使いながら掻き混んで全部飲み干した。

最後おかみさんと話ししをした。お店の看板が無く表には「そばとうどん」しかないので、お店の名前を聞くと「さぬきや」で40年も営業しているらしい・・・凄いｗ日本蕎麦の文化が無い土地で40年も営業しているとは頭が下がった。
このお店今年このブログに10回以上登場するだろう・・・という予感共にお店を後にした。

ご馳走様でしたm(__)m


営業 11:00~6:00
休み なし
住所 那覇市牧志１－４－３６