沖縄のラーメン屋さん探訪記2010

お店の中にはお客が誰もいいなかった。何と言えない不思議な空間が広がっていた。店主が1人で客席と厨房が異様に近い。5人も入れば満席だろう・・・厨房は丸見えでコンロは2つだったか・・・3つだったか・・・。一つは麺を湯がく寸胴が置いてあり、一つは中華鍋が置いてある。中華鍋は炒めるためか・・・。
メニューを見るとセットメニューと単品メニューがある。ラーメンは「エスニックラーメン」「しょうゆラーメン」「みそラーメン」があり、全部550円均一ｗ食べてみたいのは謎めいたお店の名前を冠した「エスニックラーメン」だ。早速、店主に注文した。すると目の前で麺を茹で始め、中華鍋に野菜類を入れて炒め始めた。背中が邪魔して作業がよく見えないが、途中調味料類を入れている感じだった。炒め終わると、ドンブリにペットボトル入りの醤油のようなものをドボドボと注ぎ始めた。醤油だとすれば入れ過ぎだが、お店に「独自のだし醤油使用」と書いてあるので多分それを入れたようだ。それからスープを入れ麺を湯切りして、最後に中華鍋から具を盛り付け完成となり、カウンター越しに「エスニックラーメン」が登場した。


受け取ったラーメンはモヤシとビーマンの細切りと豚こま切れが入ったシンプルな醤油ラーメンだ。麺はストレート系の中太麺。麺を啜ってみると、甘みが広がり、普通の醤油味のように醤油や塩分の尖がりがなくまろやかな感じのスープである。一味だと思うが円やかな旨みの中でピリ辛の刺激が感じられる。胡椒を振りかけるとまさにスパイシーな「エスニック」感溢れるラーメンとなるのだが、今日はそのままの味わってみたくなり何も入れずに食べ続けた。具として入っているピーマンとスープの相性は悪くない。歯応えが違う麺とピーマンとモヤシを一緒に食べていくと口の中での食感が心地よい。抜群に美味しいわけではないが、だし醤油の円やかさとピリ辛感が相俟って飽きずに食べることができる。しかし、麺と具はかなり少なく感じた。

あっという間にスープも具も無くりスープを残すのみとなった。スープを飲みながら、何となく物足りなさを感じた。具の量が絶対的に少ないのと、スープが中途半端な味で、ピリ辛を主張したいのか、だし醤油の旨味を押し出したいのか良く分からないラーメンである。ただ、小腹が空いて立ち食い蕎麦でも食べるような軽い感じで食べるのなら、この「エスニックラーメン」は向いているような気がすのだが、ランチとかに食べるなら「セットメニュー」にしないと普通の人では物足りないと思う。セットは750円で半チャーハン、半ギョーザが付いてくるので、ある程度お腹が満たされるかも知れない。

スープもレンゲで掬って飲み完食です。ご馳走様でしたm(__)m

営業 12：00～24：00
休み なし
住所 沖縄県宜野湾市普天間2-31-12

【満足度】　★★★★★★☆☆☆☆
【　麺　　】　★★★★★★☆☆☆☆
【スープ 】  ★★★★★★☆☆☆☆