沖縄のラーメン屋さん探訪記2010

お店の中にはカウンターに1人、テーブル席に2組計5名程のお客が居た。入口にある食券機を見て、迷った。普通のラーメンを食べるか、「限定麺」を食べるか・・・結局「限定麺」の誘惑に負けて「昔ながらのワンタン麺　濃口煮干し風味」750円のボタンを押してしまったｗ食券を女性の店員に渡し、カウンター席に座った。他のお客の様子を見ていると、つけ麺を食べている人が多く「限定麺」自体にあまり興味が無い人が多いような感じがした。まあ「限定麺」に踊らされて食べ歩いている人も多いかもしれないが、限定麺は、安定提供・原価など度外視して提供している場合もあるのでその時だけのラーメンで美味しくても二度と食べられないことが多い。また余程評判が良ければ定番化するかもしれないので、商業ベースに載って無理して食べに行く必要はないと私は思っている。とは言っても気になるのは確かで、期間中2店のラーメンだけは是非食べに行こうと決めている。気になるのは2店だけで以前から食べたいと思っていた種類のラーメンです＾＾；
では、ここは・・・偶然・・・です（笑）


厨房での作業を見ているとスープがギリギリだったようで、2杯分のスープを寸胴から取り分けていた。大丈夫かな・・・と思いながら待っているとラーメンは7～8分掛かって出来上って来た。限定麺は具がこれでもかと載ったボリューム満点のワンタン麺だった。具として、メインのワンタン、メンマ、ホウレン草、長ネギ、青ネギ、ナルト、チャーシュー、海苔が載っている。麺は、通常使っている麺だろうか・・・太めのやや縮れ～ストレート系麺で、弾力感がある。麺を啜ると深みのある魚介系の醤油スープの香りが食欲をそそる。片口鰯を使った優しいスープとあるが、いつもの「ラーメン」より醤油ベースが強い感じでそれほど旨みが増したとは感じない。ただくっきりとした魚介系醤油の輪郭を感じることのできるラーメンに仕上がっていると思う。

ワンタンには海老が丸ごと一匹入っているのだが、食べた感じは餃子の具に近い感じのワンタンである。ワンタン麺と言えば「支那そば屋こうや」が東京では昔から代表的なお店で私も好きなお店ある。「こうや」は餡がギュッと詰まった感じの大振りネタで、齧ると中から肉汁が溢れだすワンタンだった。スープは鶏ガラを使った易しい醤油系で京橋にあった頃よく会社の昼休みに食べに行った記憶が蘇る。そこと較べると「大勝軒」のワンタンは餃子に近い味が強烈に主張する代物で大振りの海老の食感がとても良いと思う。「こうや」のワンタンとは別物だが、こちらの方もかなり好きな味で美味しいと思う。

麺を食べ尽くしワンタンも1個残しで他の具はほぼ食べ尽くした。しかしかなりお腹が一杯になって来たのも事実で、最後のワンタンを食べるとレンゲが動かなくなっていた。折角のスープが勿体ないと思いながらもちょと残しで終了となった。

ご馳走様でしたm(__)m

営業 11:30～23:30（平日は16:00～18:00休み）
休み 火
住所 沖縄県那覇市金城5-7-12

【満足度】　★★★★★★★☆☆☆
【　麺　　】　★★★★★★★☆☆☆
【スープ 】  ★★★★★★★☆☆☆