沖縄のラーメン屋さん探訪記2010

お店の中に入るとカウンターに1人、テーブル席に4人座っていた。取り合えずカウンター席の真ん中辺りに座り、お店の変化を観察した。まずカウンターテーブルにラミネートされたラーメン紹介カードが全席分置いてある。「中華そば」「肉中華そば」「潮騒」とある。気になったのは「潮騒」で、麺の説明書きには「もずく麺」とある。昨年5月に食べた時の最後のラーメンは「潮騒」だった。その時は普通の低加水の縮れ麺で「緑のたぬき」に近いような麺でそれっきり食指が動かなかったのだが、麺が改良されたようだ。今回は「中華そば」と決めいたので「潮騒」は止めておいたが、次回訪問時は確認してみようと思った。
取り合えず「中華そば」600円を注文した。ラーメンは2~3分で出来上がってきた。この速さは「風雲」「波蔵の塩」など、低加水麺を使っているお店の特徴である。


カウンター越しに渡された京都系「中華そば」は豚バラの脂身が多めのチャーシュー3枚と九条ネギ、それからメンマが載ったラーメンである。スープ表面には豚の背脂が浮かび、一味の赤みが所々に見て取れる。麺は低加水のストレート麺でこの長さは半端じゃないｗ今まで食べた麺の中で一番長い麺である。啜っても啜っても終りが見えてこない感じで、初めの一口麺は意地で全部啜ってみたが息が切れた＾＾；鶏ガラをベースにしたこのラーメンは沖縄の他店では味わえない旨みを含んでいる。背脂は豚だと思うが、バランスが取れ居てくどく無く飽きがこない。

ラーメンと一緒に薬味のニラも出してくれたのだが、スープの味の変化を恐れて、入れずにそのまま食べ続けた。麺を食べながら途中でチャーシューも味わうと前回の「偶」 のチャーシュー程は脂身を含んでいるわけではなく、誰にでも受け入れられるチャーシューの旨さだと思った。個人的には「偶」の前回のチャーシューは好きだが、あれほど脂身を多く使うと合わない人もいると思うので「和楽」さんは正解だと思う。


麺を食べ尽くしスープとそこに浮かぶ背脂と九条ネギを残すのみとなった。初めはレンゲでスープを飲んでいたが、表面の背脂が無くなると最後まで旨みを満喫できない気がして、ドンブリを持ち直接口をつけて飲み始めた。こうすると時間も節約できるうえに、スープの旨みを最後まで味わえると思う。背脂の効果からかここのスープは最後まで熱々で覚めることが無い。最後一気に飲んだのでちょっと口の中を火傷した感じになった。いや～美味かったです。

完食です。ご馳走様でしたm(__)m

次回は麺が変わった「潮騒」を食べてみようと思います。

営業 11:00～15:00、18:00～22:00（スープ終了まで）
休み 月
住所 沖縄県浦添市宮城3-15-2

【満足度】　★★★★★★★★★☆
【　麺　　】　★★★★★★★☆☆☆
【スープ 】　★★★★★★★★★☆