2010年02月05日 16:13
「諸事情によりラーメンの販売を中止させて頂きたく存じます。楽しみにしてくださいました皆様、大変申し訳ございません。ジンベイは、つけ麺に熱い情熱を注ぐべく、より一層精進してまいります。」とのことだ・・・残念w来るのが遅かった・・・「ラーメン」は幻となったらしい。
取りあえず食券を持ってカウンター席に座り店員に渡した。
カウンターの上には「つけ麺の美味しい食べ方」や「ジンベイのこだわり」といった案内がおいてあり、あちらこちらにお客様へ向けた情報発信の工夫が窺える。これは見過しがちだが非常に大事なことだと思う。麺の茹で時間についても9分以上掛かることや、お客が混んでくると一度に茹でれる数が限られているのでさらに時間が掛かることなど初めて来た私のようなお客でも1~2分でお店の色んな情報が得られ、お客に対する心遣いが感じられる。お客は初めて訪れるお店には不安を感じるものだ。ラーメンが出てくるのが遅ければ忘れられているんじゃないか・・・出てくるラーメンはどんなラーメンなんだろうとか色々なことを想像逞しく考えている。全てに事前に答えることは無理だが、お店の努力で、ある程度は解消できるし、お客様を安心させられる。このことがリピータになり、口コミで顧客が広がることに繋がると思う。情報を与えていないお店は損をしているとも言える。つけ麺は事前の情報通り12~3分掛かって出てきた。
運ばれてきた「濃厚魚介とんこつつけ麺」の麺を見ると、三竹寿と同じかやや太く、白っぽい麺である。脇に海苔と魚粉が添えてある。恐る恐る麺の先だけつけて食べてみると麺の弾力が凄く歯が跳ね返る感じで麺自体の味も美味しく、つけ汁もこれだけの存在感がある麺に負けない程の濃厚なスープである。魚介の風味は勿論のこと豚骨の芳醇な香りと味が相俟って食欲をそそる感じだ。麺を全部つけて食べると濃すぎる感じすらする。麺の半分ぐらいを汁につけて食べるぐらいがちょうどいいと思った。3日間煮込んだスープと、石臼挽きの国産小麦粉を使った特注麺など随所に拘りが垣間見え、沖縄では抜きん出た「つけ麺」で、つけ麺好きではない私でもここの人気の理由が良く分かる出来栄えである。一大ブームを巻き起こした「濃厚極太つけ麺」は東京では食べたことはないが、ここのつけ麺は有名店と肩を並べる程のレベルではないかと思う。
ご馳走様でしたm(__)m
営業 11:30~16:30(売り切れ次第終了)
休み 日・祝日/その他不定休
住所 沖縄県沖縄市知花5-13-18
【満足度】 ★★★★★★★★★☆
【 麺 】 ★★★★★★★★★☆
【スープ 】 ★★★★★★★★★☆